2017年6月30日 更新

最後まで独身を貫いた作家・篠田桃紅の「一〇三歳になってわかったこと」の魅力

45万部を超えるベストセラーとなった「一〇三歳になってわかったこと」、すでに読んだ方も大勢いらっしゃるかと思います。 この本は、100歳を超えた現在も第一線で活躍している美術家の篠田桃紅が、人生の生き方や楽しみ方を伝授しています。 「一〇三歳になってわかったこと」を執筆した作家・篠田桃紅の生い立ちと、その本についての魅力に迫ります。

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最後まで独身を貫いた作家・篠田桃紅はどんな人?

103歳の現役アーティスト 篠田桃紅さん その凛と背筋の伸びた生き方に憧れます | RENOTE [リノート] (31857)

篠田氏のストレートで優しい文章には多くの方々が共感していて、60代以上の「老い」を感じはじめた方をはじめとして、20代以上の若い世代からも多くの支持を得ています。

若いうちから書の才能に目覚め、美術家として日本はもちろん、海外で多くの個展をしました。

書や文字で表現することではとどまらず、抽象的な線や形で表現するようになっていきます。

墨を用いた抽象画家ということで、国内外で多大な評価を得るようになりました。

100歳を超える篠田氏は、現在も独身。
「おひとりさま」で生きることの難しさと面白さを本書で綴っています。

篠田桃紅が「一〇三歳になってわかったこと」とは

Instagram (31855)

そんな篠田氏も現在は104歳になります。

103歳となった自分が感じたことを、ありのままに綴った本作は、年を重ねた女性が生きていることの尊さを感じさせます。

「年をとるということは、創造して生きていくこと」
「やっておきたいことは、どんどんやる」

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、年を重ねて体の自由が効かなくなってきた篠田氏からの言葉だと感じると、受け止める側も自然と背筋が伸びます。

年を重ねたからこそ、自然体で生きることの難しさと楽しさを、篠田氏は本書で綴っています。

若い頃には時間は無限に存在するものだと感じているかもしれませんが、本書を読むと、実はそうでもない……そんな当たり前のことに気づかされます。

学校や会社、ご近所づきあいなど、身の回りに存在している些細な悩みなども一蹴してしまうような篠田氏の力強い言葉の数々に、ハッと気付かされることもしばしばです。

人生の大先輩である篠田氏が綴る言葉の数々は、さりげないけれど強く響くものばかり。

何気ない日常も、ただ無意味に過ごすだけではなく、何かひとつでも得ようと感じさせてくれる一冊になっています。


また、篠田氏は、続編となる「一〇三歳、ひとりで生きる作法」も刊行しています。

「おひとりさま」の女性が増えている昨今でゾクリと身が震えるタイトルではありますが、こちらの本も、篠田氏独特の優しくも力強い文体で綴られていて、生きるエールを与えてくれます。

「人生、やりつくすことはできない。いつもなにかを残している。」
という言葉も、100歳以上生きた篠田氏ならではの重々しい言葉です。

何かをやり残しているからこそ、次の日にはその「何か」をやり遂げたいという、明日への活力を感じさせてくれる言葉が多数綴られています。

興味を持ったら「関市立篠田桃紅美術空間」にも行ってみよう!

篠田桃紅(とうこう)美術空間|関市観光協会 (31865)

「凛とした」美しさを感じさせる篠田氏の生き方。

彼女自身に興味を持った方は、ぜひ国内外で大絶賛された作品にも触れてみてはいかがでしょうか。

岐阜県にある「関市立篠田桃紅美術空間」には、篠田氏の様々な作品が展示されています。

白と黒、墨で描かれた美しい篠田氏の作品に触れながら、ぜひ「生きる」ということを振り返ってみてはいかがでしょう。

まとめ

Instagram (31866)

いかがでしたでしょうか?

「一〇三歳になってわかったこと」の本では、「凛とした」という言葉を体現したかのような篠田氏の生き様に触れることができます。

貴方のいまの悩みが楽になるヒントが隠れているかもしれませんよ!

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この記事のキュレーター

Emily Emily
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