1 頭に音楽が流れる!「ソウル・ミュージック ラバーズ・オンリー」
恋愛小説を語る上では外すことのできない女性作家、山田詠美の代表作であり、第97回の直木賞を受賞した作品です。
日常から離れた恋愛を味わいたい時に読んでほしい一冊です。
ソウル・ミュージック ラバーズ・オンリー 山田詠美 幻冬舎文庫
— 書斎の木漏れ日 (@dokushotweet) June 28, 2016
著者の直木賞受賞作。黒人たちの恋愛を、情熱的かつ何処か悲しさをまとった筆致で描いている。黒人たちの熱いハートが僕らの心を震わせてくれる。貴方にもきっと彼らの奏でる多彩な「ソウル・ミュージック」が聞こえてくるはず!
懐かしく読了。とんがって見える部分の底には、この人特有の切ないようなやるせなさがある。言葉を紡いで物語を編み、言葉にならない感情を味わわせるのが上手い。
— Nao Nishimiya (@naonishimiya) February 26, 2016
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2 主人公の純粋さに震える。「すべて真夜中の恋人たち」

フリー校閲家の主人公・冬子は、淡々と静かに日々を暮らしていました。
恋愛も結婚も縁もなく、自分の誕生日に、真夜中の散歩をすることを楽しみ送る日々でした。
そんな冬子の真夜中の世界に、三束という年上の男性との出会いが。
世界観と、言葉の美しさに引き込まれ、冬子の純粋さに胸を打たれることでしょう。
「すべて真夜中の恋人たち」、とても良かった。良かったからこそ、読み進めるのが苦しい作品でもあった。
— 荒野をめざせ (@koyawomezase) June 12, 2017
自分の人生の中でどこに価値を置くのか。他人が決めた価値に縛られたまま生きるのはつらい。そこから動けないままだと、人と関わるのが難しくなっていくのかもしれない。
3 アラフォー主人公二人に共感してやまない「マチネの終わりに」

大人になって恋心を忘れそうになった時に読みたい本です。
天才ギタリストの蒔野、ジャーナリストの洋子は、一目会った瞬間から惹かれ合うものを感じた!
互いを求める心と裏腹に、二人には寄り添うことのできない事情が。
数々の文学や音楽を引用しながら進む二人のストーリーに目が釘付けになり、日常の中で忘れかけていた、「純粋に人を恋する気持ち」を思い出すかもしれません。
6月13日 平野啓一郎著 『マチネの終わりに』読了
— ハル (@harukun_555) June 13, 2017
話題になった作品であったがようやく読む機会を得た。大人の恋愛の話。大人になると感情をさらけ出して突き進めないよね、とは思うが何とも主人公の2人が歯痒いんだな。
辛い過去も、現在そして未来へと至る道の中では必然なんだね。#読了 pic.twitter.com/Avm1RdXlme
4 ページをめくる手が止まらない!「阪急列車」

阪急今津線、西宮北口から宝塚駅までを結ぶ路線の8駅の中に主人公の乗客たちそれぞれのエピソードが濃密に描写されています。
失恋しても、明日がある。爽やかで前向きな気持ちになる小説を読みたい時に読んでもらいたい本です。
外が見える電車に乗りながら、阪急列車を読むのはとても心地よいです📖
— ふー (@yyuuiikkaaoorri) June 4, 2017
今日いい天気☀️
5 この孤独感、わかる、わかる・・・切なさが止まらない!「スプートニクの恋人」

腰を据えて落ち着いて読書を楽しみたい日にぜひ読んでください。
主人公である「ぼく」がずっと恋している女性「すみれ」は、ずっと年上のある人に、激しい恋に落ちます。
村上春樹の言葉の魔術をずっと楽しむことができる一冊だと言えます。
電車に乗っていたら隣に座っているおじいさんが村上春樹の『スプートニクの恋人』を読んでいた。大学の前期試験を受けた帰りの新幹線の中で読んでたなと思い出す。試験中のことは全く覚えてないけど、物語に没入していたあの帰りの時間は今でも覚えている。
— 道草 (@michikusans) June 2, 2017
6 純粋すぎる恋心に涙!「人のセックスを笑うな」

主人公はまだたったの19歳。
精一杯の気持ちで人を愛し、背伸びしていた、忘れられない年頃。
19歳の美術学生磯貝みるめは、20歳年上の非常勤講師ユリのモデルになることになります。
みるめはユリに強く惹かれますが、ユリには夫がいて・・・。
みるめの目線から語られる物語は、私たちに初恋の頃の気持ちを思い出させてくれます。
人のセックスを笑うな、って書店で同性愛の書棚を見てせせら笑ってる人がいたのを見て思いついたんだよね。
— 雪那 (@yu_kina91) June 19, 2017
それを知った時やっぱり山崎ナオコーラって凄いよなっと思った。
今日から、ナオコーラさんの人のセックスを笑うな読み始めてるんだけどすっっごい面白くてグイグイ進む
— あん (@ann0ann7) June 14, 2017
7 いつの間にか応援してしまう主人公たち!「肩ごしの恋人」

すでにバツ2になるるり子と、男性不信で恋愛に臆病な萌。
この対照的な二人を軸に物語は進行していきます。
恋愛小説では、もちろん男性主人公も重要ですが、周りを取り巻く女性たちの描写もかなりキーになると思わされます。
唯川恵さんの『肩ごしの恋人』読み終わりました。
— Moët (@moemaron1129) May 6, 2017
たまには違うジャンルのものをと思い、恋愛小説を読もうと、手に取った一冊でしたが、、
2日で速読するくらい、どハマりしました。最後のページも「あぁ、もう終わっちゃう。」って。
まだ読んでない方は是非‼︎‼︎#読書記録 pic.twitter.com/TqMRjQoFOA
8 涙を死ぬほど流したいなら・・・!「サヨナライツカ」

タイのバンコクを舞台に繰り広げられる、狂おしいほどの恋愛物語です。
それも、たった4ヶ月の間だけの激しい愛・・・・。
辻 仁成による、女性の心をかき乱す珠玉のラブストーリーです。
昨夜、今更ながら小説「サヨナライツカ」を読み終えました。良い物語でした。ほんわか切ない想いを抱えたまま、今待ってくれている人のところに向かいます。いつもの数十倍は優しくなれそう。 pic.twitter.com/fq0vC4Ng0o
— ソイドッグカンパニー (@chickensuppa) March 25, 2017
9 タイトルからして、読むしかない!「冷静と情熱のあいだ」

イタリアのフィレンツェを舞台としていてロマンチックな雰囲気です。
恋愛小説あんまり読まないけど、冷静と情熱のあいだの江國香織のROSSOだけは何度も読み返したくなってしまう。
— 猫目 (@__usagi___) June 5, 2017
10 恋愛の「面白さ」と、「ほろ苦さ」をぎゅっと詰め込んだ「夜は短し歩けよ乙女」

テンポのいい文章と、奇想天外な出来事の数々が盛り込まれた、不思議な雰囲気の小説です。
森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』を読んだ。先日映画版を観たついでに小説の方も kindle で読み返してみた。文句なしに面白くて大好きだなーと思いました
— しまじろう よう 続・社会常識身に付け中 (@you_s1025) June 18, 2017
まとめ
良い恋愛小説を読んで、いると、自分もいい女になり、素敵な恋愛をしたいと思えてきますね。