サスティナブルってそもそも...
via spur.hpplus.jp
『サスティナブル』=持続可能な
聞きなれない言葉にちょっと怪しさすら感じる方もいるかと思いますが、このサスティナブルが私たちの生活、はたまた身近なファッションにどのように関わりがあるのかを、今回は簡単に説明したいと思います。
サスティナブルが広く知られるようになったきっかけは、1987年に開催された国連(環境と開発に関する世界委員会)での報告書によるものです。
”持続可能とは次世代の人々のニーズを損なうことなく現代のニーズを満たすことである。”
この報告書は、経済成長とともに豊かになる人々が増えていく一方で、大気汚染や環境資源の不足、絶滅危惧種の増加など、様々な局面に歪みが生じてしまったこの時代、地球上の限りある資源に目を向け、次世代にも持続可能にしていくために何をするべきか考えるきっかけとなりました。
30年近く経ち、今世界ではごくごく一般的で当たり前になっているこのサスティナブルですが、日本ではまだまだ馴染みのない言葉でいるのはなぜでしょうか?
サスティナブルが広く知られるようになったきっかけは、1987年に開催された国連(環境と開発に関する世界委員会)での報告書によるものです。
”持続可能とは次世代の人々のニーズを損なうことなく現代のニーズを満たすことである。”
この報告書は、経済成長とともに豊かになる人々が増えていく一方で、大気汚染や環境資源の不足、絶滅危惧種の増加など、様々な局面に歪みが生じてしまったこの時代、地球上の限りある資源に目を向け、次世代にも持続可能にしていくために何をするべきか考えるきっかけとなりました。
30年近く経ち、今世界ではごくごく一般的で当たり前になっているこのサスティナブルですが、日本ではまだまだ馴染みのない言葉でいるのはなぜでしょうか?
持続可能な=???
まず、持続可能な、というこの言葉、日本語ではあまり表現に使われないためか、非常に分かりづらいですよね。そして次に、環境資源や大気汚染など、問題の規模が大きすぎるため、身近に置き換えて考えることが難しいのではないでしょうか。しかし、世界中で多くの企業がこの問題に真剣に取り組んできた結果、私たちは知らない所で、この言葉に深く関わっているかもしれないのです。
例えば環境を考えて二酸化炭素の排出を抑えたハイブリッドカーやエコカーを開発することも、またはその車を購入し乗ることも、言ってみればサスティナブルな活動なわけです。
持続可能なという言葉が、ややこしくしているだけなのかもしれません。
例えば環境を考えて二酸化炭素の排出を抑えたハイブリッドカーやエコカーを開発することも、またはその車を購入し乗ることも、言ってみればサスティナブルな活動なわけです。
持続可能なという言葉が、ややこしくしているだけなのかもしれません。
ファッション業界とサスティナブルの関係
生活に必要な日用品においては、実は多くの日本企業もこのサスティナブルな活動に取り組んでいる今日ですが、まだまだ十分に浸透していないのが嗜好品の分野です。
ファッションの業界においても、今最も重要で早急に対処していかなくてはならない問題が、この、サスティナブル=持続可能なものづくりをどのようにしていくか?ということです。
そもそも私たちは洋服を買う時に何を基準に選んでいるのでしょうか?
学校へ行く為、人と会う為、体温調節の為、体を守る為、自己表現の1つとして‥などなど、私たちが服を着る理由は様々ですが、戦後70年経った今、十分に服がクローゼットにある中で私たちに本当に新しい服は必要なのでしょうか?
言いたいのは、服を買うなという事ではありません。ファッション産業というものが現代に至るまで、貧しい国々を豊かにするための第一歩に大きく関わっていることもまた真実です。
そして、その産業全体を動かすためにトレンド(流行)が存在し、途切れることなく消費を促進させていかなければなりません。
ファッション業界がこの矛盾した2つの大きな問題に直面している今、物を作り売り続けることの意味と同時に、限りある環境資源を無駄にしないものづくりとは何かを考えなくてはならないのかもしれません。
そこでサスティナブルな活動に取り組むアパレル各社のとって問題になってくるのが、私たち消費者にどのように理解してもらうか。ということです。
私たちは一般的に服がどのように作られているか知りません。実際のお店やWEBサイトで物を見て、画像を見て、気に入った物の金額がそれに見合った額であれば購入する、というのが普通かもしれません。そしてできれば安い方がいいというのが本音なのかもしれません。
2000年代後半頃から海外のファストファッションブランドが日本の市場に参入してきて、それまでの既存の日本企業のブランドもその価格に対抗しようと壮絶な値下げ合戦を繰り広げてきました。その結果、トレンドの服を安く大量に買うことに慣れた私たちは、着なくなった服でクローゼットがパンパンなり、要らなくなった洋服をどんどん捨て、無駄な消費を繰り返していることに気づかず、豊かさ故に物欲のスパイラルに陥ってしまったのです。
ファッションの業界においても、今最も重要で早急に対処していかなくてはならない問題が、この、サスティナブル=持続可能なものづくりをどのようにしていくか?ということです。
そもそも私たちは洋服を買う時に何を基準に選んでいるのでしょうか?
学校へ行く為、人と会う為、体温調節の為、体を守る為、自己表現の1つとして‥などなど、私たちが服を着る理由は様々ですが、戦後70年経った今、十分に服がクローゼットにある中で私たちに本当に新しい服は必要なのでしょうか?
言いたいのは、服を買うなという事ではありません。ファッション産業というものが現代に至るまで、貧しい国々を豊かにするための第一歩に大きく関わっていることもまた真実です。
そして、その産業全体を動かすためにトレンド(流行)が存在し、途切れることなく消費を促進させていかなければなりません。
ファッション業界がこの矛盾した2つの大きな問題に直面している今、物を作り売り続けることの意味と同時に、限りある環境資源を無駄にしないものづくりとは何かを考えなくてはならないのかもしれません。
そこでサスティナブルな活動に取り組むアパレル各社のとって問題になってくるのが、私たち消費者にどのように理解してもらうか。ということです。
私たちは一般的に服がどのように作られているか知りません。実際のお店やWEBサイトで物を見て、画像を見て、気に入った物の金額がそれに見合った額であれば購入する、というのが普通かもしれません。そしてできれば安い方がいいというのが本音なのかもしれません。
2000年代後半頃から海外のファストファッションブランドが日本の市場に参入してきて、それまでの既存の日本企業のブランドもその価格に対抗しようと壮絶な値下げ合戦を繰り広げてきました。その結果、トレンドの服を安く大量に買うことに慣れた私たちは、着なくなった服でクローゼットがパンパンなり、要らなくなった洋服をどんどん捨て、無駄な消費を繰り返していることに気づかず、豊かさ故に物欲のスパイラルに陥ってしまったのです。
今の自分に本当に必要なものとは。
そして今、無限に広がった選択肢の中で、私たちはどの様にして本当に必要なものを選べばいいのでしょうか?
答えは1つではありませんが、まずは自分の生活の中に無駄なものが増えていないか立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。そして、必要なものを買う際には、モノの価値を判断する材料の1つに、値段だけではなくその背景にあるブランドの理念や、商品が出来上がるまでにたくさんの人が関わっていることを意識することから始めてみてはいかがでしょうか。
大きく何かが変わるわけではないかもしれませんが、そうすることにより、手元にあるものを、今までよりも少しだけ大切にする気持ちが芽生えるのではないでしょうか。
『フランス人は10着しか服を持たない』という本が2014年日本でも話題になりました。
近年では”断捨離”という言葉が流行になるなど、トレンドに敏感な方々の中で、サスティナブルな活動に対し確実に注目が集めてられいます。
答えは1つではありませんが、まずは自分の生活の中に無駄なものが増えていないか立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。そして、必要なものを買う際には、モノの価値を判断する材料の1つに、値段だけではなくその背景にあるブランドの理念や、商品が出来上がるまでにたくさんの人が関わっていることを意識することから始めてみてはいかがでしょうか。
大きく何かが変わるわけではないかもしれませんが、そうすることにより、手元にあるものを、今までよりも少しだけ大切にする気持ちが芽生えるのではないでしょうか。
『フランス人は10着しか服を持たない』という本が2014年日本でも話題になりました。
近年では”断捨離”という言葉が流行になるなど、トレンドに敏感な方々の中で、サスティナブルな活動に対し確実に注目が集めてられいます。
2020年TOKYOへ向けて
ニューヨーク州では2007年から大規模なサスティナブルな取り組み『プランNYC』を実行し、着実に成果を残しつつあります。それにより企業も市民も意識が変わり、もはやサスティナブルはニューヨーク市民のライフスタイルに定着しつつあります。
日本は世界の先進国でありながら、残念なことに環境問題や世界の貧困に関する問題にはなかなか疎いままというのが現状です。
しかしながら2020年、東京オリンピックを控えた今、世界の目が私たちの国に向けられてることは確かです。世界のために、未来の子供達のために、今私たちができる限りのことから意識や行動を変えていくことが大切なのではないでしょうか。
サスティナブルとは何か、それは、私たちの心の中にある意外と小さな変化によって変えられる未来なのかもしれません。
日本は世界の先進国でありながら、残念なことに環境問題や世界の貧困に関する問題にはなかなか疎いままというのが現状です。
しかしながら2020年、東京オリンピックを控えた今、世界の目が私たちの国に向けられてることは確かです。世界のために、未来の子供達のために、今私たちができる限りのことから意識や行動を変えていくことが大切なのではないでしょうか。
サスティナブルとは何か、それは、私たちの心の中にある意外と小さな変化によって変えられる未来なのかもしれません。