『初午』 朱色の鳥居と狐の神使い。2月最初の午の日に訪れる稲荷神社の祭礼
2月最初の「午(うま)の日」、全国の稲荷神社が特別な賑わいを見せます。
これは「初午(はつうま / Hatsu-uma)」と呼ばれる祭礼で、五穀豊穣と商売繁盛を祈る伝統行事です。
なぜ「午の日」なのか?なぜ狐が神社にいるのか?
日本独特の暦と信仰が結びついた、初午の世界を紐解いていきましょう。
🦊 稲荷信仰と狐の関係
初午は、京都の伏見稲荷大社に稲荷神が降臨した日(711年の2月初午の日)が起源とされています。
稲荷神は五穀豊穣、商売繁盛、家内安全の神として信仰され、日本全国に約3万社の稲荷神社があります。狐は稲荷神の使い(神使)であり、神そのものではありません。
体験のポイント
初午の日、稲荷神社では独特の風景が広がります。
- 朱色の鳥居:稲荷神社の象徴である朱色の鳥居が連なる風景は圧巻です。特に伏見稲荷大社の「千本鳥居」は世界的に有名で、この日は多くの参拝者で賑わいます。
- 油揚げとお稲荷さん:狐の好物とされる油揚げが供えられます。また、油揚げで包んだ寿司「稲荷寿司(お稲荷さん)」を食べる習慣もあります。
- 初午団子:地域によっては、赤と白の団子を供える風習があります。五穀豊穣を願う素朴な供物です。
📅 なぜ「午の日」?
日本の伝統的な暦では、日にちを十二支(子・丑・寅…)で表します。初午は、2月最初の「午(うま)の日」を指します。
この暦と行事の結びつきは、日本文化の特徴の一つです。伏見稲荷大社をはじめ、豊川稲荷(愛知)、笠間稲荷(茨城)など、各地の稲荷神社で祭礼が執り行われます。朱色の鳥居、白い狐の像、そして商売繁盛を願う人々の姿が、初午の日の風物詩となっています。
写真映えする朱色の鳥居と、日本独自の信仰文化が体験できる初午。
2月の旅の予定に、稲荷神社を加えてみてはいかがでしょうか。